【韓国映画】タクシー運転手 ~約束は海を越えて~
こんにちは。
ナム・ジュヒョクと関係ない映画ですが、映画レビュー書いていこうと思います。
韓国映画「タクシー運転手 ~約束は海を越えて~」
出演者は
ソウルのタクシー運転手キム・マンソプ(シングルファーザー):ソンガンホ
ドイツ人記者ピーター:トーマスクレッチマン
クァンジュのタクシー運転手ファン・テスル:ユヘジン
クァンジュの学生(英語ができる)ク・ジェシク:リュジョンヨル
この映画は光州事件(クァンジュサコン)を元に作られた映画です。
本当にめちゃくちゃ泣きました(´;ω;`)
中には銃撃のシーンがあったり、けが人がたくさんいる病院が映ったりとちょっとぐろい?シーンもあります。
正しい事、正義のためにまっすぐな熱い意志と、仲間を思う熱い気持ちに涙涙で絶対に見たほうがいい映画です。
ざっくりあらすじ
ソウルでタクシー運転手をしていたマンソプは病気で妻を亡くし、娘と二人暮らしのシングルファーザーでした。
家賃を滞納し焦っていたマンソプのもとに通行禁止時間までに光州に行ったら大金を払うという仕事が…!
お金欲しさに外国人記者のピーターをのせて光州を目指すが、たどり着いた光州は町を封鎖する検問があり、街中は学生運動が行われていて異様な雰囲気…。
ピーターは光州の様子を撮影しはじめます。
マンソプは家で留守番している娘が気になりソウルに帰ろうというのだが……
見どころシーン(以下ネタバレ含みます)
・軍人に捕まったジェシク。「記者が上に隠れているかもしれないから英語で話しかけてみる」と言い英語でピーターに「逃げてこの状況を報道してくれ」と伝えるシーン😢
泣けた😢そのあとジェシクが亡くなったのもツライ😢
・一度は光州から脱出したマンソプが、もう一度光州に戻ろうとUターンするシーン。
よく決心したなって…このまま帰れば娘に会えるのに。光州に戻ったら自分が死ぬ可能性もあるのに仲間を見捨てなかったマンソプは素晴らしい。
・軍からの銃撃で市民が次々と撃たれた時、数台のタクシーでバリケードを作ってけが人を助けに行くシーン
マンソプ、テスルをはじめタクシー運転手たちが一気に突撃していってタクシーでバリケードを作り負傷者を乗せて助けるシーン。そこから見ていた市民たちも一斉に飛び出し負傷者を助けるシーンに涙が止まりませんでした😢
・金浦空港へ向かう検問での軍人
光州を出るときの検問でトランクに入っていたソウルのナンバープレートを見つけた軍人。
軍人は明らかにマンソプたちがソウルから来ていることに気付いていましたが、マンソプとピーターを通しました。そこに人間味を感じました。
・金浦空港へ向かう道。助けに来た光州のタクシー運転手たち
検問は通れたが、その後軍の車数台に追われていたマンソプのタクシー。
助けるために来てくれたテスルをはじめとした光州のタクシー運転手たち😢
仲間の熱さと、とにかくみんなで協力して今の状況を報道してもらおうという意志を感じました。タクシー運転手たちがかっこいい😢
・結局最後まで再会できなかったピーターとマンソプ
金浦空港にて、ピーターは「後でタクシーの修理代を払う」と言ってマンソプの連絡先を聞きましたが、マンソプは偽名と嘘の連絡先を教えました。
そして結局二人は現実世界では再会することができませんでした。
実際のキムサボク氏はガンで事件の4年後に亡くなり、ピーターは2016年に亡くなったようです。天国で再会できていることを願います🌠
息子さんがこの映画と実在のサボク氏の違う部分をインタビューに答えていたようです。
お金のために記者を乗せたのではなく元々外国人を乗せる仕事をしていたという事です。
『タクシー運転手』キム・サボク氏の長男「本当の父の姿を知らせたい」 : 政治•社会 : hankyoreh japan
余談ですが、映画パラサイトでソンガンホ(お父さん)が昔タクシー運転手をやっていたって設定で食堂が出てくるのはこの作品に掛けているのかなと思います。面白いですね😉
とても素敵な映画なのでぜひたくさんの人におすすめしたい映画です。